母の言葉で料理が気楽になった話
干し芋ネタが枯渇しているので、母ネタ
大人になって気づいたのですが、私の母は、料理がそんなに好きではない。帰省すると「ごはんどうしよう…美味しいもの作れないし…」といつも悩んでいる。
決して下手な訳ではない。煮物や酢の物の味付けはちょうど良くて流石だなあとも思う。
そんな母に、私が結婚する時だったか、子どもが生まれる時だったか、ふと質問してみた。
「お母さんの得意料理って何?お袋の味とか教えておいてほしいんだけど…」
母「うーん…お母さん、料理、好きじゃないし下手だからねぇ。。目分量もわからないし…いつも『きょうの料理』見ながらキッチリ軽量して作ってるよ。だから、うちのお袋の味は『きょうの料理』かな!」
私「ェッ?!」
母「あと、冷蔵庫にあるもので適当にと何か作るのもできない。」
私「ェッ?!」
秘伝の味付けとか、謎の郷土料理が出て来るのかとワクワクしてたので、肩透かしでした…
同時に、お袋の味も母性神話と同じくモヤっとした概念で、母なら誰でもできなければいけない!というもんではなかったんだ!と気づきました。
目から鱗というやつです
お袋の味にこだわらず、料理を気負わずぼちぼちこなせているのは、母のおかげです。
お母さん、ありがとーう
おしまい
↓私の推し料理家は、土井善晴先生
毎日一汁一菜にしたいです、先生!